COMP

インサート?センド?もう迷わない!プラグインエフェクトの接続方法


エフェクトには原音を加工して使用するエフェクトと、
原音に付け加えて使用するエフェクトがあります。

ここでは、ProToolsのインサートスロットを使用して
各種プラグインエフェクトを接続する方法に関してご紹介いたします。

他のDAWでも各部の名称こそ違えど、
操作方法は基本的に同じなので応用してみてください。

 

1.インサートエフェクト

インサートエフェクトはトラックの原音を加工するエフェクトです。具体的なエフェクトとしては、EQやCOMP、GATEなどが挙げられます。

インサートエフェクトは調整したいトラックのインサートスロットに接続します。
routine-insert
画像の赤枠に囲まれたトラックのインサートスロットには、Smack(COMP)とAPI-550B(EQ)がインサートされています。

また、DAWのインサートスロットでは上に表示されたプラグインから順にエフェクトがかかっていきます。つまり、ここではCOMP→EQの接続順ということです。

ちょっと話がそれてしまいますが、幾つかのトラックを合わせたもの(ステムって言います)にCOMPやEQを使用するときには『バス送り』というテクニックを使用します。これについては別の記事で解説させていただきます。

バス送り、ステムミックスについては以下の記事をご覧ください。

参考記事:バスに送ってまとめてエフェクト!ステムミックスの5つのメリット
参考記事:実践編!サブミックスを作ってステムミックスにTRY

 

 

 

2.センドリターンを使用したエフェクト

センドリターンを使用したエフェクトは原音を加工せず、
原音にエフェクト音を付け加えて使用するエフェクトです。
具体的にはReverbやDelayなどの空間系エフェクトが挙げられます。

少し接続方法がややこしいですが、以下のとおりです。
routine_send

  1. モノラル、またはステレオAUXバスを作成する。
  2. 作成したAUXバスのインサートスロットに任意のプラグインをインサートする。
    (画像では2つのReverb、D-VerbとL224をインサートしています。)
  3. プラグインをインサートしたトラックの入力に任意のBusを割り当てる。
    (画像ではBus1とBus2を選択しています。)
  4. エフェクトを付加したいトラックのセンドスロットに
    先ほど選択したBusを割り当てる。
  5. センドスロットをクリックし、表示されたセンドフェーダーを上げていく。
    fx_send

以上の手順でエフェクトがかかります。

今回はモノラルAUXバスを作成し、モノラルインプット、ステレオアウトプットのReverbを使用していますが、ステレオAUXバスを作成し、ステレオインプット、ステレオアウトプットのReverbを使用することももちろん可能です。

その場合、センドフェーダー上の[FMP(Follow Main Pan)]ボタンを押すことで、メインアウトへのパンニングに従ってReverb成分もパンニングします。

各トラックのセンドフェーダーを少し上げればすこし、たくさん上げればたくさん、とセンドフェーダーの上げ幅で楽器ごとのエフェクトの深さをコントロールすることができます。

またまた余談ですが、各プラグインのパラメーターとしてDry(原音)/Wet(エフェクト音)の比率を調整できるものが備わっている場合、ReverbやDelayをオーディオトラックにインサートして使用することももちろん可能です。可能ではあるのですが、一般的ではありません。

例えば32モノラルトラックのセッションがあるとします。この32トラック全てにReverbをかけたいとなった場合、32個のReverbプラグインをインサートする必要があります。

しかしながら、Reverbプラグインは複雑な演算を行うために、
CPU/DSPへの負荷が非常に大きい種類のプラグインです。

よほどパワフルなマシンと大量の外部DSPがあるなら不可能ではないですが、
やはり現実的ではありません。素直にセンドして使用しましょう。

参考記事:重いプラグイン対策に!CPUオーバーロードエラーの原因と対処法

特殊な例として、ギタートラックなどではリズムに合わせたDelayを楽器の音の一部として、トラックにインサートして使用することがあります。そんな使い方もあるのかぁ、位の頭の片隅に入れておいてください。

☆まとめ☆

  • EQ、COMPは原音を加工、インサートして使用!
  • Reverb、Delayは原音に付加、センドして使用!

 

最後に

今回はエフェクトの接続方法についてでした。昔、当時としてはハイスペックのマシンを使用していた音楽仲間に、「CPUオーバーロードエラーが出てしまってMIXができない、パソコン壊れたかも知れないから、ちょっと見に来てー」と頼まれて様子を見にいったことがあります。

感の良い方はお察しの通り、各オーディオトラックに片っ端から空間系エフェクトがインサートされていました。ちょうど記事と同様の説明をしたところ、えらく感謝された記憶があります。

情報があふれている現代では中々起こり得ないこととは思いますが、同じ悩みを持っている方の解決の糸口になれば幸いです。

 

 

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ZAL





 

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