突然ですが、メジャーDAWのProToolsは年間アップグレードプラン(=Annual Upgrade Plan Renewal for Pro Tools)を購入し続けないと今後のアップグレードを行うことができなくなります。逆に更新料だけ払っていれば、メジャーアップデートが行われても都度アップグレードプランを購入する必要がなく、常に最新のProToolsを使用することができます。
去年の年末にバタバタと初回のアップグレードプランを購入し、延命を図ったのですが今年は忘れないうちにアップグレードを行いました。期限が切れてしまっても30日間はグレースピリオドが用意されているそうなのですが、年末のドタバタで忘れてしまうと再加入するハメになって、経済的に痛すぎるので早めの更新をオススメします。
ちなみに、更新のタイミングは運転免許書のように期限ギリギリである必要はなく、更新したタイミングで期限が1年間延長される方式です。そのため、いつ更新しても無駄になることはありません。
初回の更新の際にはAnnual Upgrade PlanとStandard Supportのセットで更新したのですが(バラで更新できたっけ?)、ここ数年サポートに連絡したこともなく、おまけプラグインも全く使用していないことからAnnual Upgrade Planのみを更新し、Standard Supportは遠慮することにしました。
今確認して気づいたのですが、Plug-ins and SupportでSpaceも使用できるようになったようですね。Spaceは大変おすすめなプラグインリバーブです。私は昔ツールキットを購入した際にバンドルされていたのでオーソライズされていますが、お持ちでない方は是非使ってみていただきたいです。
目次
ProToolsの年間アップグレードプランの更新方法
ここからは、自分用の備忘録も兼ねて、年間アップグレードプランの更新手順を解説していきます。
余談ですが、Avid社に限らず海外メーカーのアプリケーションやウェブサイトは日本語ローカライズが大分特徴的で、時になにを意味しているか見当も付かないことがあります。日本でも英語表記のまま通じる技術的な英単語(EqualizerやAmplifierなど)が多い説明文などは、本国サイトの英文を見た方が理解ができる場合が多くあります。
1.Application Managerから[マイAvid.comに移動]する
いつの日からか、Macのメニューバーに表示されるようになった紫のアイコン、Application Managerという名前だそうです。
紫のアイコンをクリックして、[表示]を選択し、アカウント情報を入力します。ログインに成功するとウィンドウの右上に自分のアカウント(メールアドレス)が表示されます。
メールアドレスの右側にある▽をクリックしプルダウンメニューから[マイAvid.comに移動]を選択するとブラウザが起動し、Avidホームページ、マイアカウントへのログインを求められます。
2.マイアカウントページからユーザーの製品ページに移動する
更新期限1ヶ月を切ると画像のような警告がアカウントページに表示されます。右側の[更新]から製品ページに移動することができます。
早めに更新をする場合はこの表示はされないので、マイアカウントページ下部、ユーザーの製品とサブスクリプションを選択します。
3.製品ページからアップグレードプランを選択する
製品ページ上での表記は、Upgrade and Support Plan for Pro Tools | Software (12 Months) (Card)です。
4.アップグレードプランの期限を確認し、コードを入力する
Annual Upgrade Planが有効になっていること、有効期限を確認して[Renew Support]をクリックすると、折り返しが展開され、アップグレードプラン、サポートプランをAvidから購入するか、すでに手に入れているコードを入力するかを選択可能になります。
今回はコードを購入済みだったので、コードを入力して更新を行いました。カード背面の英数字を半角大文字、ハイフンも含めて入力していきます。入力が終わったらしっかり確認してから[Submit]しましょう。
カードは以下のリンクから購入可能です、Avid直販よりも少しお買い得です。
AVID / Annual Upgrade Plan Renewal for Pro Tools
サポートプランも同時に更新される方はこちらもどうぞ。
AVID / Plug-ins and Support Plan for Pro Tools
入力を始める前の入力欄には[Enter a support renewal code]と書いてあり、サポートではなく、アップグレードプランのみでもここに入力すればよいのかと不安がよぎりましたが、問題はありませんでした。
Submit後には特に何もアナウンスがなく、ただページがリロードされるだけですが、期限を確認したところ1年間伸びています。更新成功です。
3行でまとめると
- 再加入は高価なので忘れないうちに更新を!
- いつ更新しても12ヶ月延長!
- 期限内は常に最新版が使用可能!
最後に
今回は自分用の備忘録としてProToolsのアップグレードプラン更新方法についてお届けしました。
2015年から突然年間費用がかかるようになってしまいましたが、サブスクリプション版など初期費用を抑えられるプランもリリースされてDAWの入り口として敷居が下がった感があります。これからDAWを始める方にはサブスクリプション版もおすすめです。
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