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時には息抜きも必要です!普段使っている音楽に直結しないもの10選

当ブログでは、ギター関係。DAW/DTM関係についての記事が多いです。そりゃそうです、私はギタリストだったり編曲家だったりサウンドエンジニアなので、得意分野を記事にするのが人様のお役に立てる方法と考えています。

今回は、少し(かなり)趣向を変えて、いつも仕事に使っている事務用品やソフトウェア、各種サービスなどについてご紹介してみようと思います。

エンジニアの仕事はなにもコンサート・ライブ音響やレコーディング・MIXなどの現場仕事だけではなく、打ち合わせのための資料作成であったり、見積書・請求書・作業報告書の作成であったり、納品先へのマニュアル作成だったりと多岐に渡ります。

もうちょっとエンジニアらしいところでは各種ケーブルの作成だったり、機器の預かりメンテナンスだったりと言ったところでしょうか。自分で書いてて思いますが、非常に地味ですね。まぁ、仕事なんてそんなものかも知れませんね。

別に個数を限定する意味もないのですが、キリよく実際に使っているモノを10個紹介したいと思います。なにかの参考になれば幸いです。



目次

よく使っている音楽に直結しないもの10選

見返してみても冴えないタイトルですが、暇つぶしにでも読んでいただければと思います。

どうやってこの記事にたどり着いてしまったかは置いておいて、各カテゴリーにはちゃんと音楽的で実用的な記事もあるので、そちらをご覧ください。

Microsoft / Office

いまや誰もが仕事で使っているのではないでしょうか。

互換ソフトウェアもありますが、資料送信先でのトラブルと社会的な信用を少しでも損なわないためにMicrosoft Officeを使用しています。月額課金が怖いので、買い切りのHomeバージョンです。

主に使用しているのはExcelで各種請求書や見積書、作業報告書から音響現場用の回線表を作成しています。他にはマニュアル類の作成にPowerPointを使うことがある位ですが、非常に助けられています。

乗り込みオペレート行く前にはこんなの作ってpdfにして会場さんと打ち合わせをしてます。ちなみに、コンプラ的なあれで日時とバンドや会場の名前は聞かれても答えられません。

Officeの中ではWordは実はあまり使っておらず、このブログの草稿的な文章もMacOS標準のテキストエディットで書いています。Dockには入れてるのですが、なぜか使わないです。特に理由はないです。

先日、OSアップデートのタイミングでOffice for Mac 2011が使えなくなってしまったので、慌ててHome & Businessを購入してしまったのですが、今思えばFor Macでよかったな、と反省しています。

iPad / Apple

タブレットもかなりシェア広がりましたね。使ってる方が増えた印象があります。小さいお子さんも映像見るのに使ったり、ゲームやったりしてますよね。

音響エンジニア的に使用するのは、各種コンソールのリモートアプリを走らせるときでしょうか。ワンマンオペでもステージ上でミキサーの操作が出来るので、モニターチューニングなんかが楽になります。学園祭などのステージ袖でオペレートをする(通称・袖オペ)際にも客席の音が聴けます。便利です。

家ではもっぱらネットの閲覧ツールとペーパレスの書籍リーダーになっています。実はミニマリスト(?)なので家に本とかをおきたくない性分なのです。

Bluetooth対応のテンキー

私が使っているモデルは廃番になってしまいました。

ノートパソコンで数字をたくさん打つ時にはあると便利な代物です。請求書とか見積書はほとんど数字です。

冗談半分でリハーサルスタジオプリプロに持っていったところ、リモートレコーディングスターターとして大活躍してくれました。セルフレコーディングされる方もこれがあると便利なのではないでしょうか。

Macユーザーの方はMac対応と記載のあるものを選んだ方が良いです。

ラミネーター

操作マニュアルや常設回線表などはラミネート加工をしておくと折れたり濡れたり破れたり汚れたりしないので便利です。色んなラミネーターを使ってきた訳ではないのであまり機能の差がわかりません。

2穴ファイルにラミネートした資料を挟んでマニュアル化すると、長期保存が可能なことに加えて、とてもプロの仕事っぽいのも重要な要素です。

クリアファイル

ラミネートしない資料や、折ってはいけないのに紙で郵送しなくてはいけないものはクリアファイルに入れて送ると、郵送中に折れたり濡れたりしないので大変便利です。ある程度の厚みがあるタイプが好みです。

また、現場で回線表を紙で渡す際や、譜面などを渡す際にも使用しています。

カバンに入れても折れないことも重要ですが、ラミネーター同様、とてもプロの仕事っぽいのも重要な要素です。

ドラフティングテープ / Scotch

ドラフティングテープ(通称・ドラテ)とは、ドラフターと呼ばれる大きな製図板に図面を仮止めするためのテープです。製図はしないのですが、このテープをよく使用します。

ミキサーのチャンネルネームを書き入れる時に、このドラテを貼ってその上に油性ペンでネームを入れていきます。また、レコーディングで使用するアウトボード類もセッテイングが決まったら目盛りの位置をキープしておきたいので、このテープを貼って油性ペンで目印を付けて使用します。

白いビニールテープを使用する現場もありますが、ビニールテープは手で綺麗に千切れないのと、伸びた状態で貼ると縮んできてチャンネルと文字がズレたりするのであまり使いたくありません。

その他、メモを取りたい場所にペタペタと貼ってその上に油性ペンで色々書き込みます。もはや生活必需品です。本来の用途ではないので仕方ないのですが、他メーカーのものは油性ペンで書いた字が滲んだりすることがあるので、Scotch製を使用しています。




テプラ / キングジム

この辺りからTipsとして役に立つかも知れないアイテムが登場し始めます。

一般名詞と化しているキングジムのテプラも多くの用途に使用しています。絆創膏のことをバンドエイドって言ってしまうのと、ラベルライターのことをテプラって言ってしまうのは同義です。私にはラベルライターの中ではテプラが一番使いやすいです。熟練度がかなり高いので、テープを剥離紙から素手で簡単に剥がすことができます。

主な用途は、アダプターの判別や、USBの判別、ケーブルの名入れ、ミキサーの常設回線のネーム、パッチ盤のネーム、機器の操作方法や注意事項を表面に記載、などなど何にでも使用しています。

TSPhone機材が増えてくるとなにがどの機器のアダプターだったかとか、このケーブルどこに繋がってるのかとか、ステレオケーブルのどっちがLだったかとか、色々判別が困難になってきます。そこで、片っ端からテプラを貼ることで一瞬で判別可能になり作業効率がアップします。さらにストレスからも開放されます。近年のノイトリックXLRは平面が減って貼りづらいのですが、熟練度がかなり高いので上手に貼ることができます。

スタジオやライブハウスなどでは、ケーブルの長さごとに貼るテプラの色を変えて管理していたりもします。端子だけ見ればですぐに長さがわかるので仕込み時のケーブル選びや、バラシ後の数量カウントの際に大変便利です。

オススメのアイテムを紹介するコンセプトの記事ではないのですが、今回の中では特にオススメです。

熱収縮チューブ

上記のテプラは角から剥がれてきてしまうことがあるので、コネクタに貼っておいても剥がれてしまうことがあります。そこで熱収縮チューブの出番です。よく使用しているのは住友電工のSUMITUBEです。熱収縮チューブをスミチューブと呼んでしまうのは、ラベルライターをテプラと呼んでしまうのと同義です。

先ほどの画像ではコネクタに貼られたテプラの周囲に透明のプラスチック皮膜が確認できるのではないでしょうか。これが熱収縮チューブです。熱収縮チューブをコネクタに付けておくことで、そう簡単にはテプラが剥がれません。

また、ITT CANNONのXLR(本家のキャノンです)コネクタなどのネジ留め式のコネクタでは、使用しているうちにネジが緩み抜け落ちて行方不明になってしまうことがあります。そう言った場合にも熱収縮チューブが装着されていることで、緩み切ってはいるが抜けてはいない状態でキープすることが出来ます。現場で小ネジを無くしたらまず発見は不可能なので役に立ちます。

私はメーター単位でまとめ買いをしていますが、このような細切れの方が便利かも知れませんね。

副次的な効果ですが、ある程度の厚みを持ったタイプを使用することでコネクタの金属同士が触れて傷がついたり、スタジオなどの木製の床に傷を付けてしまうこともある程度防止できます。注意点は、XLRオスコネクタに深く被せすぎるとレセプタクルに挿さらなくなる点です。

メッシュチューブを固定するテープの剥がれ防止やブーツとの絶縁目的、ケーブルの曲げ強度を上げて断線防止目的などでシールドの内部やステレオコネクタの内部にも使用しています。

基本的に熱収縮チューブを収縮させるにはヒートガンを使用します。ガスライターで器用に収縮させる方もいらっしゃいますが、燃えるのでやめた方が無難です。

ヒートガンは使用する熱収縮チューブを十分収縮させることのできる温度のものを選択しましょう。また、ヒートガンは工業用ドライヤーとも言われますが、間違えても髪の毛を乾かす用途に使わないでください。髪の毛が溶けます。

ギリギリで熱収縮チューブが入らない経のものに使用する場合には、ラジオペンチなどで内側から伸ばすことで内径を広げて無理矢理通すことも可能です。力加減が難しいですが、成功すると見た目にも綺麗に仕上げることができます。綺麗に縮めるには経験が必要ですが、ケーブルを持ってコネクタを回しながら満遍なく収縮させていくのがコツです。

インシュロック / ヘラマンタイトン

所謂結束バンドです。結束バンドのことをインシュロックと呼んでしまうのは、熱収縮チューブのことをスミチューブと呼んでしまうのと同義です。アメリカでは手錠の代わりに使用されたりもするそうですよ。

複数のケーブルを結束したり、天井の突起や柱などにケーブルを固定したり、エフェクターボードにエフェクターを固定したり、PCの内部配線をまとめたりといろいろな用途があります。

特に2対以上のケーブルをまとめる用途によく使用しています。長さが違うケーブルをまとめることで、会場専用のドラムマルチケーブルを作ったり、ラック内の煩雑になりがちな配線類をリアラックレールなどのネジ穴を利用してまとめたり、応用の幅が非常に広いです。

強度も非常に高く、外すにはニッパーがほぼ必須ですが逆に考えれば、外そうとしなければ外れないので長期的な固定には最適です。

サイズが複数あるので、使用目的に合わせたサイズを選択しましょう。

電動ドリルドライバー / Makita

電動工具と言えば、日本が世界に誇るマキタ製です。

ビットを付け替えることで、木工ドリルから金工ドリルや電動ドライバー、やすりなんかにもなります。さらにはギターのペグを高速で巻くことや、ピックを付ければMr.Bigのギター&ベースプレイも再現可能です。

これでポール・ギルバートごっこやビリー・シーンごっこができますね。

さて冗談はさておき、電動ドリルドライバーはギターに木ネジの下穴を開けたり、キャスターボードを作ったり、完全にネジ山が潰れたネジを破砕したり、インシュロック固定用の穴を開けたり、単管にネジを通す穴を開けたり、と実に色々なことに使用しています。

ケーブル直出しのモデルもありますが、細かいところの作業などケーブルが邪魔になることが多いので充電式が圧倒的にオススメです。

取り扱いには注意が必要な工具ですが、一つ持っておくと自分専用のアイテムが作れたりするのでオススメできます。



3行でまとめると

  • テプラでケーブル簡単判別!
  • 熱収縮チューブでコネクタ保護!
  • プロっぽさ大切!

最後に

さて、今回は私ZALが普段使ってはいるものの、音楽に直接的に関係しないものを10個ご紹介してみました。やっぱり地味でした。

テプラ以降は大真面目に機材やケーブルの管理に役立つアイテム達を紹介してみました。テプラは本当になんにでも貼り付けて使っています。コネクタのチャンネル判別を数字と色で行えるので、8chマルチとかでもすぐに接続できて便利です。蓄光テープもあるので、ステージで使用するエフェクトボードのマーキングにも便利に使用可能です。

熱収縮チューブもコネクタやシールドの保護にはとても便利です。Custom Audio Japanの既製品ケーブルにも綺麗にかけられていますが、あれも自宅レベルで全然可能です。ケーブルの寿命が全然変わってくるので自作派意外にもオススメです。

 


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