Distortion

AMT Electronics Legend amp 2シリーズ

ギタリストの足元には必ずと言っていいほど並んでいる歪みエフェクター、それぞれに個性があって弾いてるだけで楽しい歪み、っていうのもありますよね。

さて、今回はおすすめ歪みエフェクターAMT ElectronicsのLegend amp 2シリーズをご紹介します。

私が使用しているのは同シリーズのS-2、スタジオやラフなセッティングのライブ時にRoland JC-120を歪ませるために導入しました。

S-2はSoldano SLO-100ののリードチャンネルをエミュレートしたモデルで、シングルコイルピックアップ使用時のブライトな歪みがよい感じです。メインで使用しているKemper Profiling AmplifierでもSoldano SLO-100のプロファイリングを使用しています。Kemper Profiling Amplifierについては、下記記事で詳しく書いてます。

また、ギター本体のボリュームを絞った時の歪み具体の追従性が非常に優れており、手元のコントロールだけで、クランチ〜ナチュラルオーバードライブ〜かなりハードな歪み、と歪みの深さをコントロールしやすいところもおすすめポイントです。また、前段にブースターを噛ませた時のブースト感も無理がなく、自然な歪みを得られます。




目次

Legend amp 2シリーズの3種類の出力端子

Legend amp 2シリーズの各ペダルには、『DRIVE OUT』『PREAMP OUT』『CAB. SIM. OUT』の3種類の出力端子が備わっています。

それぞれの出力端子についてみて行きましょう。

DRIVE OUT端子

通常の歪みエフェクターとして使用する場合の出力端子です。
後段に空間系やディレイなどを繋いで、ギターアンプのインプット端子に接続するのに適しています。

私はJC-120で地のクリーントーンを作ってから、S-2をONにして歪みの音を作っています。
EQが2重にかかっていますが、SOLDANO SLO-100のサウンドカラーは十分に表現されていますよ。

PREAMP OUT端子

ギターアンプのリターン端子や、ギター用パワーアンプに接続して使用するのに適した出力端子です。

ギターアンプのツマミのコントロールをバイパスし、Legend amp 2のツマミでその代わりをするので、
エミュレートした元のアンプに一番近いキャラクターが得られます。

CAB. SIM. OUT端子

PREAMP OUTに加えてキャビネットシミュレーターがかかった出力信号を取り出せます。

ライブ会場でDIを使用してPAにダイレクトアウトしたり、ギターをDAWでLINEレコーディングをするのに使用する端子です。

私はギター録りの際には一旦ドライ音を録ってから、後でリアンプすることが多いのですが、大仮の状態でラフに録る時はS-2のCAB. SIM. OUTからの音を録ることもあります。

ギターアンプなどに接続するとキャビネットシミュレーターの出力音をキャビネットで鳴らすことになってしまい、本来の力を出しきれないので、適した出力端子から接続しましょう。

なお、これら3つの出力端子からは同時に出力を行うことが可能です。

DRIVE OUTからギターアンプに出力しつつ、CAB. SIM. OUTからPAにライン出力など、様々なバリエーションでの出力が可能です。

6つのコントロール

Legend amp 2シリーズには6つのコントロールがあります、
それぞれのツマミについてご説明いたします。

HIGH/MIDDLE/BASS

オーバードライブペダルにはTONEコントロールが1つだけだったりするのですが、Legend amp 2シリーズにはHIGH/MIDDLE/BASSの3バンドEQが備わっており、より詳細なサウンドコントロールが可能です。

12時方向を基準にかなり広い範囲で有効なコントロールが可能で、繊細なコントロールから、大胆なトーンまで幅広いサウンドを作ることができます。

OD.GAIN

いわゆるGAINツマミです、このツマミで歪みの深さを調整します。実用的なGAINの範囲が一つのツマミにうまく収まっている感があります。

10時方向位まではエッジの立ったクランチサウンド、11時〜13時方向まではナチュラルなオーバードライブサウンド、それ以上の値ではかなりハードなディストーションサウンドを作ることが可能です。

CL.LEVEL

ドライブOFF時のボリュームをコントロールするツマミです。

PREAMP OUT/CAB. SIM. OUT端子から接続している際に、クリーンチャンネルのプリアンプのボリュームをコントロールします。

このツマミはDRIVE OUTからの接続時には機能しません。DRIVE OUTからの出力時にはペダルをOFFにすると通常のオーバードライブと同様にギターからの出力そのままの音を出力します。

OD.LEVEL

ペダルON時のボリュームをコントロールするツマミです。

どの端子から接続していてもドライブサウンドの音量はこのツマミでコントロールできます。

AMT Electronics Legend amp 2のラインナップ

全8種のラインナップそれぞれがLegend ampのサウンドをエミュレートしたものになっています。

  • S-2
    SOLDANO SLO-100のエミュレート
  • R-2
    Mesa Boogie Rectifierのエミュレート
  • K-2
    Krankのエミュレート
    故ダイムバッグ・ダレルの使用していたアンプです
  • D-2
    Diezelのエミュレート
  • B-2
    Bogner/Hafler Triple Giantのエミュレート
  • E-2
    Englのエミュレート
  • Vt-2
    VHTのエミュレート
  • V-2
    Peavey 5150&6505のエミュレート

お好きなアンプモデルはあったでしょうか?
AMT ELECTRONICS / S-2
AMT ELECTRONICS / S-2





3行でまとめると

  • 1台でプリアンプ、オーバードライブの2役をこなせる!
  • キャビネットシミュレーター搭載でLINE RECにも対応!
  • 8種の豊富なラインナップ!

最後に

ギタリストの永遠の課題、歪みエフェクターについてでした。
好みの歪みが見つかれば、ライブやギター録りに対する意気込みも変わってきますよね。

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