DTM/DAW

初心者も必見!上級者でも間違えているDAWでの基本的なMIX手順

今回の記事では、DAWを使用したMIXの手順について解説していきます。

EQはこう使えっ!、コンプはこうだっ!、最強のリバーブ設定っ!、的なページは多く見かけるのですが、MIX全体の流れを公開しているページはあまり見かけないので作ってみました。参考になれば幸いです。

このページではProToolsで解説していますが、他のDAWでも同様の手順で進めることが可能です。



目次

0.MIX前の下準備

wave1

まずは、実際にMIX作業に入る前の下準備を行います。

何事にも下準備が必要、といったところですが、DAWでのMIXではこの下準備がとても重要です。

MIDIインストゥルメントトラックのオーディオ化

MIDI音源を使った楽曲のMIXを行う前には、必ずMIDIインストゥルメントトラックをオーディオ化しておきます。また、オーディオ化が終了したトラックはOFF+非表示状態にします。

こうすることで、MIXを開始する前にMIDIインストゥルメントが確保していたメモリを解放し、動作に使用していたCPU負荷も下げることが可能です。

参考までに、下の画像はMIXを開始する前、プラグインをインサートしていない状態のDSPメーターです。メモリが若干振れているのはOSが確保してる分、画像のキャプチャーソフト分+ProToolsが基本機能で確保している分位です。UADのDSPはConsoleにGtアンププラグインを挿しっぱなしにしてキャプチャーしてしまったためです(すみません)。

少し話はそれますが、私はこの『システム使用状況』ウィンドウを作編曲作業中もMIX作業中も常時表示させています。こうすることで、プラグインごとのCPU負荷やメモリ使用量をなんとなく把握できるため、トラック数が多いセッションでは軽いプラグインを使用したり、部分的にバウンス・フリーズをしたり、などの対策を講じやすいためです。

また、MIDIインストゥルメントをオーディオ化する際の注意点として、MIDI音源自体のエフェクトの扱い方というものがあります。多くの場合、MIDI音源には元の音色自体にかなり深めのリバーブがかかっていたり、ドラム音源などではかなり派手めなEQやダイナミクス処理がされてたりします。

これらをそのままオーディオ化すると、後になって『残響音の質や長さがトラック間でバラバラ』や『ドラムにEQが効かない』などのトラブルの原因になります。ものによってはそのまま使用した方が良い場合もありますが、個人的には全てOFFの状態で書き出すのがオススメです。

ただし、付点8分や16分のディレイなど、ディレイ音ありきでフレーズが作られている場合には、そのまま書き出した方がよい場合があります。

全てのインストゥルメントトラックのオーディオ化が終わったら、DAWとMac/PCの再起動を行っておきます。MIX中にメモリ不足などで動作が不安定になると時間的にもロスだし、なにより精神的に来るものがあります。

また、ピッチ補正やリズム修正などもこのタイミング以前に済ませておきましょう。MIXに集中するためでもあるのですが、ピッチ補正系プラグインはオーディオデータを読み込んで処理を行う関係で非常に動作が重いです。MIX終盤で取り掛かろうにもまともに動作しない可能性大です。

ピッチ・リズムの補正・修正に関しては以下の記事もご参照ください。

ピッチ・リズムの補正・修正について(記事準備中)

DAW上の視認性向上

ドラムのマルチアウトをオーディオ化したり、ストリングスを各楽器ごとに書き出す関係で、MIDIインストゥルメントトラックを並べていた作編曲中と比べてトラック数が増えているはずです。多くのDAWの基本設定ではトラック種別にトラックカラーが振られていて、オーディオトラックが主体となるMIX段階では識別が困難になります。

私は、このタイミングで楽器種別にトラックカラーを変更し、視認性を向上させています。ちなみに、楽器ごとのトラックカラーに必然性はなく、好みで設定しても問題ないと思いますが、マスタートラックやメインとなるボーカルトラックに赤色を持ってくる方が多い印象はあります。

トラックコメントの記入

comment2

ProToolsなど、トラックにコメントを表示できるDAWでは、コメントを記入しておくことで面倒な手間を省くことが可能です。

上の画像ではギタートラックの録音に使用したギターと選択したピックアップ、コイルタップの状況、ボリューム・トーンの設定状況。リアンプに使用したプラグインを記入しています。

他には録音に使用したマイクロフォン、マイクプリアンプや、使用したMIDIインストゥルメントとプリセット番号などを記入しておくなど便利に使用できます。特に、後日MIXの直しを行う際や、歌録りまでに間が開く場合、REC→MIXを別のエンジニアが担当する場合には効果大です。

1.楽器種ごとにステムを作成する

atama

全てのMIDIインストゥルメントトラックをオーディオ化したら、各楽器種ごとにステム。MIXグループを作成しておきます。MIXの途中段階で作成しても良いのですが、Busへの送り設定を間違えたりするとあとで苦労するので、このタイミングで作っておくのがよいでしょう。

実際に再生して正常に音が出るかも確認します。また、作成した各ステムのミュートセーフを入れておくのを忘れないようにしましょう。

このタイミングでSENDエフェクト用のAUX入力トラックを作成し、入力バス、各トラックからのSENDも作成しておくと先が楽になります。

2.フェーダー・PANのみでバランスを取る

mix_window

MIXの花形(?)のプラグインを使用した作業の前に、まずはフェーダーとPANのみを使用してMIXの骨組みを組み立てて行きます。この行程をしっかりと行うことで、ここから先の作業のやりやすさが格段に上がります。さらにはMIX全体の質も間違いなく向上します。

実際のアナログコンソールでもデジタルコンソールでもフェーダーは一番手前、手元に一番近い位置に配置されています。MIX作業中にもっとも触る操作子だから、と言った理由なのですが、PANと合わせてもっとも単純にMIXをすることが出来る操作子だから、という理由もあります。まずはフェーダーから、です。

誤解を恐れず申し上げますと、この段階が終了すればMIXは半分以上終わっていると言っても過言ではありません。

この作業を行いながら、『ドラムの音にもう少しアタック感が必要だな』とか『ベースの音に締まりが無いな』、『ピアノが抜けてこないな』など、理想の完成系との差を認識して行くのがベストです。というか、絶対に認識&メモしてください、この記事の一番のキモです。

MIDIインストゥルメントのサウンドがあまりにも理想とかけ離れている場合には、この段階で再度MIDIインストゥルメントトラックの音色を選択し直してオーディオ化を行います。先にプラグインを挿して単音の音作りをしていると、このことに気づくのが遅れてしまうことが多いです。

また、この段階でマスタートラックのクリップが点灯しないようにしましょう。MIXの進め方や楽曲のジャンルにもよりますが、この段階でのMIXではマスターメーターの7分目(-10dBFSくらいかな)を目安に組み上げて行くのがオススメです。極端に音量差があるトラックの場合は、音量が大きく(小さく)なる部分だけ別トラックに立ち上げるのもオススメです。

私は、基本的に歌モノであれば、サビで全体のバランスを取ります。また、フェーダーを立ち上げる順番ですが、はじめにボーカルを立ち上げてからドラム→ベース→ギター→シンセ類といった感じで楽器を立ち上げて行きます。EQ処理前でダンゴになりがちなサウンドの中でもボーカルの存在感を感じることができるのがメリットとして大きいです。

3.各トラックにプラグインをインサートする

Insert_bypass

ここでやっとプラグインエフェクトの出番です。CPUやメモリの使用状況を見つつ、必要なプラグインをインサートしていきます。が、しかし、この段階では全てのプラグインエフェクトをバイパス状態にしておきます。

こうすることで、着手済みのトラックと未着手のトラックを見た目で判別することが可能です。

私は、この状態でセッションファイルを別名保存しています。MIXに詰まったときに戻るための復元ポイント的な考え方です。

インサートするプラグインについては、フェーダーとPANでバランスを取った際の感覚に基づいて選んで行きます。『ドラムにアタック感を足すために倍音付加系のプラグインと低域用のフィルター、トランジェント系エフェクトに高域のブーストが得意なEQを使おう』、『ベースの音を引き締めるために、フィルター+カット用のパラメトリックEQ、引き締め用のコンプに補正用のEQをインサートしよう』といった感じです。

取り敢えずといった感覚で、明確な目的の無いプラグインをインサートしていくとMIXも取り敢えずのMIXに仕上がってしまいます。

明確な意識を持ってプラグインを選定して行くことで、プラグインの特性、簡単に言うと『プラグインごとの得意分野』が知識として蓄積されていきます。慣れないうちは、どのプラグインが何に向いているかの判断が難しいところではありますが、知識・経験として蓄積していくことで、このパターンではこのプラグインがベスト、と言うように自然に手が伸びるプラグインが出てきます。

4.トラックごとにプラグインを使用してサウンドを決めていく

Dr_MIX_END

文章にすると一瞬ですが、トラックごとにプラグインをアクティブにして、適宜設定していきます。

ここでも、フェーダー+PANでバランスを取った際に抱いた感覚を大切にして進めていきます。手順通りに進めていれば、各プラグインにはプラグインごとの役割が割り当てられているハズです。その役割がしっかりとこなせているかを意識しながら進めて行くようにしましょう。

私は、プラグインチェーンの上から下に向けて順次バイパスを解除しながら進めて行きます。

プラグインチェーンについては下記記事も合わせてご参照ください。

Gt_MIX_END

個人的にロックものではドラム→ベース→ギター→上物→ボーカル・コーラスの順で進めて行きます。トラックの並びもその順番で並べています。

また、Solo機能を使用して単音で作業をすることが多くなりますが、必ずSoloを外して他の楽器のサウンドと合わせて聴きながらも調整していきます。各プラグインが自分の役割を果たせているかも随時確認していきましょう。

画像に含まれている範囲では、ドラムのバスに挿しているWaves C4なんかはドラムキットの一体感を出したり、ベースとの帯域の分離を取るために多くのプロジェクトで使用しています。
WAVES / Gold Bundle
WAVES / Gold Bundle

他には、多くのトラックの一番上にインサートしているMcDSP AC101も軽い倍音感を付加しつつ、レベリングも行えるので多用しています。こう見るとカットフィルター・EQのMcDSP Filter Bankも多用していますね。
McDSP / Analog Channel Native
McDSP / Analog Channel Native

McDSP / FilterBank Native
McDSP / FilterBank Native




5.リバーブ・ディレイなどのエフェクトを使用して残響を付加する

comment1

ここからは、リバーブ・ディレイなどの空間系・残響系のプラグインを使用してサウンドに広がり感を加えて行きます。ここでもコメント欄を有効活用して、どの楽器用のリバーブか、どのリバーブ種かなどを書き記しておくとよいでしょう。

リバーブは種類によって向き不向きがあるので、どのような残響が欲しいか、どの位の広さの空間にいる感覚を得たいか、などを考えてから挿すようにしましょう。

リバーブの種類については下記リンク先ページも合わせてご参照ください。

また、単体の楽器にリバーブがかかっている状態ではリバーブの効果が認識できても、2MIXの中でリバーブ感は中々聴き取りづらいものです。そのため、MIXに慣れないうちはリバーブがはっきり聞こえるまでかけてしまいがちです。

リバーブが深くなると楽器自体の音像は後ろに引っ込みます。すると、音量的に不足していると錯覚して、その楽器のフェーダーを上げて対策をする。フェーダーが上がることでリバーブへのSEND量が増え、さらに音像が奥に引っ込む。という悪循環に陥ってしまうことがあります。

リバーブ種にもよるのですが、リバーブ音を嫌味なく目立たせたい場合には、PreDelayを少し伸ばしてやると、原音とリバーブ音の分離が取れてうまくいくことが多いです。

また、スピーカーとヘッドホンで聴こえ方もかなり違うので、複数のモニター環境で聴いてみるのも効果的です。この時使用するヘッドホンには慣れたものが一番ですが、SONY MDR-CD900STなどの分離がよく、色付けの少ないものがオススメです。
SONY / MDR-CD900ST
SONY / MDR-CD900ST

長きに渡って業界標準になっているCD900STで慣れておくと、MIXの粗探しなどに非常に役立ちます。また、普段と違うモニター環境でMIXをする際にもリファレンスとなるため一つ持っておくのも良いでしょう。

6.オートメーションを使用して楽曲パートごとのトラック音量を調整する

Aメロでは抑えめに歌っていて、良い感じにコンプが効いていたボーカルトラックが、サビに入って声を張った時にオーバーコンプに陥ってしまう、サビでちょうど良い音量感のエレキギターが、Aメロでは大きすぎる、どちらもよくあることです。

音量変化はある程度コンプレッサーなどで対応可能ですが、ダイナミクスレンジの広い楽器などはコンプに頼るだけでなく、フェーダーオートメーションを書いて対応するのが一般的です。

オートメーションを書くのはマウスやトラックパッドでも可能ですが、フィジカルコントローラーを使用すると実際のミキサーを操作する感覚そのままにオートメーションを書くことが出来るので作業の効率化に繋がります。

フィジカルコントローラーは所謂ピンキリ状態で、かなり安価なものから、超高級なものまで様々です。個人的なフィジカルコントローラーの選定条件は以下のとおりです。

  1. 100mmフェーダー搭載
    滑らかなフェードイン・アウトを描く際や、微妙なボリューム調整などには100mmフェーダーが圧倒的に有利です。
    マウスやトラックボールでも同じ操作ができることを考えると、より繊細な操作が可能なものを選択すべきです。
  2. モータードライブフェーダー搭載
    これも必須項目です。
    モータードライブが搭載されていないと、レイヤーを切り替えた際にDAWの内部パラメータと実フェーダーの位置がズレてしまいます。
    また、次にフェーダーを触った際に実フェーダーのパラメータが送信されてしまうので、現状が復元不可能になります。
    安価な製品だと壊れやすい部分であることも事実で、悩ましいところです。
  3. Mackie Universal Controlまたは、HUIプロトコルに対応
    使用しているDAWに対応していることが必須条件ですね。

他にもタッチセンスフェーダー搭載のものや、DAWからトラックネームを引っ張ってこれるものなんかもありますが、ご予算と相談して決めるのがよいと思います。個人的にはDAWはショートカットキーで使用するものだと考えているので、最低限のトランスポート機能と上記3項目を満たしてればOKですね。

ICON DIGITAL / PLATFORM M+
ICON DIGITAL / PLATFORM M+

コントローラーでオートメーションを書く場合には、『初期設定』→『オートメーション』の『パスの後にデータのスムージングとシンニングをする』にチェックを入れておくと、フェーダーの移動カーブは限りなくそのままに、フェーダーの中間地点をある程度間引きしてくれるため、データの軽量化や後からの微調整に役立ちます。

また、同様の操作はオートメーションを書いたあとに、該当オートメーションレーン上で範囲を選択肢、<command + option + T>でも行うことが可能です。

私は、一定のコンプ感が欲しい場合などには、レベルが小さい部分のクリップを切り取って、ProToolsのクリップゲイン機能も合わせて使用したりもしています。特に、ボーカルデータに関しては、レコーディング後やデータを受け取った後に必ずクリップゲインを使用しています。

慣れてくると、先を見越して下準備の段階でクリップゲインを使用するようになってくると思います。特にコンプレッサーへの突入音圧をコントロールするのに便利です。

各リージョンのアタマ、左下に小さく0dBと書いてあるのがクリップゲインの操作子です。ここをドラッグすることで、リージョン全体のレベルを調整できます。クリップゲインはインサートスロットよりも前段に位置しているので、ダイナミクス系プラグインのかかり具合や、継ぎはぎをしたテイクごとの音量差を埋めるのに役立ちます。

他の方法では、音量ごとに別トラックに立ち上げて、BUS経由でAUXトラックに送る方法があります。

また、DAWのオートメーションではフェーダーでのボリューム調整だけではなく、PANや、プラグインのパラメータなども自動的に操作することが可能です。

この機能を利用して、例えば、ツリーチャイムの音が、右から左に流れていく演出や、だんだんリバーブが深くなる演出、クレッシェンドに合わせて高域がブーストされていく演出などが可能です。

また、各種プラグインのパラメータもオートメーションに追加することが可能です。

画像の作業を行うことで、オートメーションレーンにプラグイン用のパラメータが追加されます。

7.バウンスして聴く

masterch

ここまでの作業中に繰り返しなんども自分のMIXを聴いて来たかと思います。一通りの完成をした、と判断したタイミングでバウンスして出来上がりの2MIXを別の環境でも聴いてみましょう。バウンス直後ではなく、ちょっと時間を空けると客観的に聴くことができるのでオススメです。参考にしたMIXの楽曲があれば、聴き比べをして、似たようなバランスのMIXになっているかも確認しましょう。

私は試し聴き用のMIXでも、マスタリング段階をある程度見据えてマスターにリミッターを挿します。といってもL3-LLなどのシングルバンドで負荷の軽いリミッターを使用して、軽めの設定でかけるのに留めています。

これはあまりに個人的な方法論ですが、私はバウンス中は、実時間をかけたオンラインバウンスであっても絶対に音を聴きません。バウンス中に聴くと、なんか意図したのと違って聞こえる場合にバウンスを中止して修正したい衝動にかられてしまう、といった理由です。

都度修正する位なら、バウンスしてからしっかり聴いて、まとめて修正した方が効率が良いと感じています。

8.MIXを修正する

PAZ

さて、上記の項目まででMIXは完成なのですが、一発で好みのMIXにたどり着くことはまずありません。ここからMIXの修正作業に入ります。

前項のバウンスを行ってから、一通りの完成MIXをしっかり聴いて、理想のMIXとの差を埋めていきます。MIXを聴く際にメモをしながら聴くのがオススメです。そのメモに従ってMIXを修正→(バウンス)→聴く、を繰り返して行きます。

特定の帯域が出っ張ってしまっている感じがある場合、聴覚だけではなく、画像のようなアナライザーを使用してみるのも効果的です。

この記事に書くことではないかも知れませんが、MIXに慣れて行けば行くほど、レコーディング時の録り音の重要性に気づいていくかと思います。どんな高価なプラグインや、高級なハードウェアを使用しても、ちゃんと録れていない音はそれなりにしかなりません。逆に、しっかりと録れている音は、大げさなEQやコンプを使用しなくても綺麗に馴染んでくれます。



3行でまとめると

  • 下準備はしっかりと!
  • わからなくなったら戻ってやり直す!
  • 明確な意図を持ってからMIXする!

最後に

さて、今回はMIXの基本的な手順についてご紹介してきました。下準備については新鮮に感じた方もいらっしゃったのではないでしょうか?

どうやってMIXを進めるかについては、エンジニアだけでなく、クリエーターの方ともお話する機会が多いのですが、いきなりプラグイン挿して、プリセットロードして、最後にフェーダーでバランス取って終了、みたいな方が意外と多いことに驚きです。

結果として、フェーダー位置、プラグインの選択・設定、リバーブの設定などが同じであれば、完成品のサウンドは同じになるのですが、意図があっての選択を繰り返していくことで、情報・知識が蓄積され、別環境で別ジャンルのMIXを行う場合などに役に立ってきます。

慣れないうちは、どのプラグインも同じに感じますが、いくつかのプラグインを辛抱強く使っていると、それぞれの得意なサウンドが見えてきたりします。そうなったら、理想のサウンドが得意なプラグインに自然に手が伸びるようになってきます。

 


当ブログのFacebookページです。
少しでも皆様のお役に立てたら「いいね!」していただけると歓喜します。



COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です