EQ

EQはエフェクトの基本編!EQ(イコライザー)とは


DAWなどでしばしば目にするEQとは、EQualizer=イコライザーのことを指します。

ここではイコライザーとは何者なのかについて簡単にご説明させていただきます。


1.EQで出来ること

EQでは各周波数帯域ごとに音量を上下させることができます。

これによって、2MIX内の各楽器の音を加工したり、2MIX全体の音質を調整することが可能です。ミニコンポやポータブルオーディオプレイヤーなどにも簡単なEQが搭載されているものもありますね。

EQはツマミでかくパラメーターを調整可能な『パラメトリックイコライザー』と、小さなフェーダーが幾つか並んでいて視覚的に分かりやすい『グラフィックイコライザー』に分類されます。

このページでは、特に説明のない限りは、『パラメトリックイコライザー』について解説していきます。

 


2.EQのパラメータ

ハードウェア、プラグイン問わず一般的なEQには大まかに以下のような調整項目があります。

・BAND

1台または1つのプラグインEQで調整可能なEQのポイントの数のことです。3バンドEQでは3カ所、4バンドEQでは4カ所のポイントを調整可能です。

また、LOW、MID、HIGHなど各帯域に分離されていて、それぞれのFREQUANCYが固定されているモデルもあります。

PAでのスピーカーチューニングに使用されるグラフィックイコライザーには、31バンドのモデルなんていうものもあります。

・FREQUENCY

日本語にすると『周波数』です。EQで調整する周波数を設定する項目です。一般的なEQでは人間の可聴周波数帯域に合わせて20Hz〜20kHz(20000Hz)から調整できます。設定した周波数を『ポイント』といったりします。

モデルによっては、各帯域のFREQUENCYが固定されていたり、各バンドごとにFREQUENCYの調整範囲が決まっているものもあります。

・GAIN

日本語にすると『利得』、あまり耳馴染みのない言葉ですが、DAWや音響機器では音声信号の大きさを指します。EQでのGAINでは0が標準状態で、GAINを+値にすることでFRECUENCYで選定した帯域の音を大きく、-値にすることで小さくすることができます。大きくすることを『ブーストする』、小さくすることを『カットする』と言います。

・Q

FREQUENCYで設定した周波数を中心にどれ位の幅で調整を行うかを設定する項目です。数値が大きければ狭い、小さければ広い範囲を調整可能です。

また、アルファベットの『U』の形の幅でQ値を表しているモデルや、Qが固定されていてこの調整項目が無いモデルもあります。

Qが大きい=幅が狭い
スクリーンショット 2016-08-26 19.16.23

Qが小さい=幅が広い
スクリーンショット 2016-08-26 19.16.42

・SHELF EQ

複数あるバンドの一番低域と一番高域のバンドで設定可能なことが多い項目です。低域側をLOW SHELF EQ、高域側をHIGH SHELF EQと表します。調整項目が無い場合は、LOWとHIGHはSHELF EQ固定の場合が多いです。

LOW SHELF EQでは設定したFREQUENCYよりも低域を、HIGH SHELF EQでは設定したFREQUENCYよりも高域をまとめて調整します。

ちなみに、SHELF EQはシェルビングEQと読みます。

ピーキングEQ
スクリーンショット 2016-08-29 2.21.55

シェルビングEQ
スクリーンショット 2016-08-29 2.21.37

・HPF/LPF

それぞれ、HIGH PASS FILTER、LOW PASS FILTERの略称です。HPFでは設定した周波数より低域を、LOW PASS FILTERでは設定した周波数より高域をカットします。

HPF
スクリーンショット 2016-08-26 19.14.26

名前で混乱しやすいのですが、HIGH PASS=HIGHを通す=LOWをカット、LOW PASS=LOWを通す=HIGHをカットというところです。

モデルによってはカットするカーブを設定可能なものや、周波数が固定のもの、LOW CUTやHIGH CUTと記載されているものがあります。

 


 

☆まとめ☆

 

  • BANDごとにFREQUENCYで周波数を決定
  • そしてGAINでブースト/カット
  • Qで周りの巻き込み具合を決める

 


 

最後に

EQを含めたエフェクター、プラグインは道具です。道具の使い方さえ覚えれば、あとは数をこなしていくだけだと思います。はじめはいろいろなモデルを使い分けるより、一つのEQでいろいろやってみるのが上達の近道だと思います。

実践的な使用方法については以下の記事も参考にしてみてください。

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