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まさにギターアンプ保管庫!Kemper RIG MANAGERの使い方

この記事では以下の記事で紹介したKemper Profiling AmplifierのRig=アンプのプロファイリングデータを編集、ダウンロード可能なRIG MANAGERの使用方法についてご紹介します。

せっかくのProfiling AmplifierもRigが無ければただの箱、RIG MANAGERを使用して、無料でいろんなRigを試して、お気に入りのRigを探しましょう。

アップデートによりRIG MANAGERにエディター機能が追加されました。エディター機能については下記記事で解説を行っていますので、合わせてご覧ください。

目次

1.RIG MANAGERのメニュー

rigmanamenu

まずは、RIG MANAGERを立ち上げるとはじめに目に入る左側のメニューについてご説明します。

Rigの種類

RIG MANAGERではRigは自分のPC上に存在するLocal Libraryと、Rig Exchange上のRig、Profiling Amplifier内部メモリー内のMyProfilerの3つに分別されます。

Rig Exchangeとは、世界中のKemperユーザーがプロファイリングしたRigをアップロードしたもので、私がProfiling Amplifierを入手した時には3000そこそこだったのですが、この記事を書いてる段階では、実に7500以上のRigがアップロードされています。

この中から試してみたいRigを無料でいくつでも試してみることが可能です。試してみたいRigをダブルクリックするとProfiler本体にPreviewと表示され、サウンドを試してみることが可能です。

Rig ExchangeからLocal LibraryやMyProfilerへのRigの移動は実に簡単、メインカラムに表示されているRigをドラッグ&ドロップするだけです。もちろん、Rig ExchangeからダウンロードしたRigは、実際にライブなどで使用するとしても無料です。

Performanceとは?

Performanceとは、最大5つのRigを1つのパッケージにして、MIDIフットコントローラーや、専用のProfilier RemoteでRigを切り替えて使用できる、ライブパフォーマンス用のセットのことです。

ちなみに、ZAL的な使用法はパフォーマンスに5つのRigを、以下のように並べます。

  1. 深い歪み
  2. 浅い歪み
  3. ワウとか、フランジャーとか
  4. コーラスかかったクリーン
  5. リード用のブースト&ディレイサウンド

こんな感じで並べて使用しています。

この並びのメリットは、端っこのスイッチでリードとバッキングを切り替えやすいのと、どんなPerformanceを使用していてても3以外のサウンドの狙いが共通なので踏み間違いがないことが挙げられます。

慣れている並びが一番だと思うので、使いまくって、自分なりの並びを見つけるのも面白いと思います。

2.Rigの探し方

RIG MANAGERからRigを探す場合は幾つかの方法があります。
Rigmanakensaku

キーワード検索

一つは、画面右上の検索窓に『Marshall』などのキーワードを入れてRigを検索する方法です。

アンプの名前だけではなく、作成者や作成日なんかでも検索できちゃいます。

アンプメーカーに配慮して、実際のアンプ名で登録がされていなかったりする場合があるので、目当てのRigを見落とす可能性があるのが難点と言えば難点です。どうすることもできないのですが・・・。

ソートによる検索

リスト上部の見出しをクリックすると、各項目で昇順、降順ソートが可能です。

FavoriteやMy Ratingでソートすることも可能なので、Local LibraryやMyProfilerの中のRigを探すのにも便利です。

オススメのソート項目は、ズバリ『GAIN』です。

私もそうだったのですが、世界中に数あるギターアンプのサウンドを全て理解している人間はいないと思います。つまり、好みのサウンドでも名前も知らないアンプがそこに存在しているかも知れないのです。

GAIN順にソートすることで大体の歪みの深さごとに並べることができるので、同じくらいの歪み量のアンプを手当たり次第チェックしていき、まだ見ぬお気に入りアンプを探すのがとても楽しいのです。

3.Inspector

画面右側に位置するInspectorにはRigの情報が確認、編集できます。

正直この内容はサウンドには関係ありません。そのRigがどういう環境でProfilingされたのか、どんな楽器に向けて作成されたRigなのかについての情報をかなり細かく記載することができます。

有料Rigなどではしっかり入力されていることが多いですが、RigManagerにアップデートしている一般ユーザーの方はそこまで詳細に情報を入力していないのが現状です。

Inspectorの内容

Inspectorに表示される内容を項目別に見ていきましょう。

Inspectorに表示される内容はグレーアウトしているAmp、CabiのAuthor以外ダブルクリックで編集可能です。

Riginspector

Rigの内容

  • Name
    Rigの名前です。
    自分なりの名前に変更することをおすすめします。リネームする際は、半角英数のみで行いましょう。
  • Author
    Rigの作成者、という意味合いの項目です。
    AmpとCabinetを組み合わせて、自分専用のRigを作成した場合はここに自分の名前を入れたりするとよいでしょう。
    Profiler本体にも表示されるので、テンションが上がります。
  • Instrument
    Guitar/Bassを選択可能です。
    まだ数は少ないですが、Bass用Rigも出揃って来ています。
  • Comment
    文字通りコメント入力欄です。
  • Favorite
    お気に入りマークを付けることができます。
    普段使用するRigにはつけておくと、Performanceの編集の時に簡単に探せるのでオススメです。
  • My Rating
    5段階評価の採点をする項目です。
    気に入ってるRigに5点を付けるという使い方だとFavoriteと被ってしまうので、イマイチだったRigに1点を点けておいたり、
    点数を無視して、同じPerformanceに入れる予定のRig同士を同じ点数にしたりすると良いかもしれません。

アンプの内容

  • Manufacturer
    アンプメーカーです。
  • Model
    アンプのモデルです。
  • Year Of Production
    アンプの製造年です。
  • Location
    Profilingをした場所です。
  • Channel
    クリーンチャンネルとかリードチャンネルとかのチャンネルです。
  • Pickup Type
    ターゲットにしているピックアップタイプです。
  • Author
    アンプの持ち主、Profilingした主です。当たり前ですが、編集できません。
  • Name
    専らアンプのメーカー名が入力されています。
  • Comment
    コメント欄です。

Cabinetの内容

  • Manufacturer
    キャビネットのメーカーです。
  • Model
    キャビネットのモデルです。
  • Location
    Profilingをした場所です。
  • Author
    キャビネットの持ち主、Profilingした主です。当たり前ですが、編集できません。
  • Name
    専らキャビネットのメーカー名が入力されています。
  • Comment
    コメント欄です。

Speakerの内容

  • Manufacturer
    スピーカーユニットのメーカーです。
  • Model
    スピーカーユニットのモデルです。
  • Configuration
    スピーカーの構成(主に個数×インチ)です。

Micの内容

  • Model
    Profilingに使用したマイクのモデルです。
  • Position
    キャビネットに対してマイクをどこに立てたか、です。

 

ご覧の通り、特に後半詳細すぎるほど詳細にRigの情報を入力する欄があります。

有料Rigの販売業者さんはまだ信憑性があるのですが、一般ユーザーの方々がどこまで正確に入力しているかは不明なので、あまり深く考えずに参考程度に捉えた方が良さそうです。

3行でまとめると

  • 操作は簡単、ダブルクリック→Preview!
  • Rig Exchangeで気に入ったRigはドラッグ&ドロップで保存!
  • GAINでソートして未知のアンプを探しに行く!

最後に

RIG MANAGERの使用方法を解説してみました。
いろんなRigを夢中になってPreviewしていると、気が付いたら深夜ということもあります。

おかしなもので、Kemperを購入してからの方が、いろいろなギターアンプに詳しくなった気がします。

ぜひ、未知のFavoriteアンプを探してみてください。

Kemper Profiling Amplifierについては以下の記事も合わせてご覧ください。

Kemper Profiling Amplifier本体の使い方はこちらの記事でご紹介しています。

 

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